2021-04-16

National Trust* Book of Scones ~Rhubarb and Stem Ginger Scones~《12/50》

   ナショナルトラストのスコーンレシピ本、スコーン50種類全部作ってみる!


~⁂◆ひとりで勝手に50スコーンチャレンジ◆⁂~

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National Trust 

 Book of Scones

50 Delicious Recipes and Some Curious Crumbs of History

Sarah Clelland




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フィリップ殿下がお亡くなりになりました。

エリザベス女王の支えとなり、激動の人生を送られた方です。

ニュースでは密を避けるため献花には訪れず寄付を、と声明が出されたとありました。

私もイギリスに居た時、近所の方がお亡くなりになられたことがありました。

その時に知ったのですが、

新聞に訃報が載るのですが、そこに故人がよく寄付していた団体の名前も記されるのです。

献花やお香典をしたい方は、その団体に寄付をして下さいという事だそうです。

寄付=donationが人々の生活に根付いている証ですね。

ご冥福をお祈りいたします。

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さて、本日のスコーンは・・・

(12)Rhubarb and Stem Ginger Scones

~ルバーブ・ステムジンジャースコーン~




材料はセルフレイジングフラワー、ベイキングパウダー、グラニュー糖、バター、

ルバーブ、シロップ漬けジンジャー、牛乳の7種類。




「鮮やかなピンクで軟らかい促成栽培のルバーブは、ヨークシャー地方では2月から3月にかけて見られますが、
その後は露地ものを使いましょう」




ルバーブはイギリスではお庭に植えられていたりするほどメジャーな野菜です。

最近は日本でも目にするようになりましたね。


そしてこのスコーンのもう一つの材料、ステムジンジャー。




stem ginger in syrup → ジンジャーのシロップ漬け

生姜のかたまりをシロップ漬けにした物なのですが、

ジンジャーはイギリスのお菓子でもよく使われています。

一見、栗の甘露煮みたいですね。

お菓子によく使うので、私も刻んだ生姜をシロップ漬けにして常備しています。




~感想~
このスコーンもかなり大きいサイズなのですが、
最初、多めにミルクを生地に練りこんだところ、
ビロ~ンと大きく広がってメロンパンのようになってしまいました。
味、食感はとても良かったのですが、ルックスが・・・
なので、再度ミルクの量をレシピ通りに作り直してみたところ
巨大ですがスコーンらしくなりました。
ルバーブは冷凍物を使いました。
解凍して余分な水分は除きましたが、ぎゅっと絞ったりしないでね。
冷凍のまま加えても良いかもしれません。
本にはクロテッドクリームとジャムと一緒にとありますが、
ほのかな甘みとルバーブの酸味が美味しいので、そのままで頂きました。
あっ、レシピではつばーぶの皮を剝くと有りましたが、剥きませんでした。
イギリスのカントリーサイドを彷彿とさせるスコーンでした。
180℃で28分





そして、今回のナショナルトラストプロパティーは



(画像はNational Trust からお借りしました)


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ハードウィックのベスは当時のエリザベス時代の中ではかなりのやり手であったことで知られている。

この超人的な女性はハードウィック・ホールのみならず近くチャッツワースも開拓した。

彼女は生涯で四人の夫を持ち、最後の夫と時間を共にしている間、スコットランド女王であったメアリーを管理し幽閉する立場にあった。

これはメアリーが断頭されるまでの15年程続いた。

また、ベスはレディ・ジェーン・グレイが打ち首になるまでは非常に仲が良かったことでも知られている。

さて、ここまでの四人の夫の話や関わった人が度々処刑されている話だけ聞けば、

彼女がまるで悪役の未亡人のように聞こえるだろうが、実際に残されている話を聞くとそういった印象は持たない。

彼女は全員を愛していたが、それ以上に賢いのであった。

彼女の父はまだベスが生後七ヶ月のの時にこの世を去ったが、残された母親は遺産のせいで非常に苦労した人生をおくった。

これを見て育ったベスは、毎回の結婚の度に資産を増やしていき、最終的には女王に次いで全英で二番目に裕福な女性となる。

 

ハードウィック・ホールは1590年に壮大さと見栄を求めて建立された。

全ての塔のてっぺんにはベスのイニシャルが刻まれているのである。

この建物はロバート・スミスソンによってデザインされたのだが、当時の物としては非常に珍しい設計となっている。

まず左右対称なのである。

また、各寝室が1階に配置され、リビングといった共有の部屋が上階に設けられたのだ。

さらに当時は高級品であったガラスを贅沢に使い多くの窓をつけた。

 

巨大な建物であるため、非常に多くの部屋があるが、そのどれもが息を呑むような美しさで出来ている。

また私たち観光客にとっては非常に嬉しいことだが、1590年代当時のタペストリーも未だに飾られているのが見れる。

これは一家のメインの居住地がチャッツワースであり、

ハードウィックはその時代時代に合わせた改築やリフォームなどが行われなかったからである。


***

ここはお庭がとても素晴らしいので、機会があれば是非行って欲しいところです。





またまた大きなスコーン










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