◆ただいま、レッスンはお休みしております。◆

2021-04-30

National Trust* Book of Scones ~Wet Nelly Scones~《14/50》

  ナショナルトラストのスコーンレシピ本、スコーン50種類全部作ってみる!


~⁂◆ひとりで勝手に50スコーンチャレンジ◆⁂~

***************

National Trust 

 Book of Scones

50 Delicious Recipes and Some Curious Crumbs of History

Sarah Clelland



さて、本日のスコーンは・・・

(14)Wet Nelly Scones

~ウェットネリースコーン~




聞きなれない名前のスコーンだと思います。

「 Wet Nelly (ウェットネリー)」とは

イギリスはリバプール地方で好んで食べられていたブレッド&バタープディングの事です。


(ウェットネリー)

このスコーンは事前にウェットネリーを焼いておかなければいけません。

しかもこのブレッド&バタープディング、一晩パンをミルク液に浸すので、

スコーンを焼く前々日から準備が必要になります!


(みっちりしっとり食感のウェットネリー)

材料はセルフレイジングフラワー、ベイキングパウダー、バター、グラニュー糖、

卵、ウェットネリー、牛乳の8種類(ウェットネリーの材料は含みませんが)。




「珍しい名前のこのスコーンは、メインの材料となるスパイシーでしっとりしたリバプールの郷土菓子

ブレッドプディングのウェットネリーから来ています」


生地には事前に焼いたウェットネリーが入っています。




~感想~
スコーンの記事の中にケーキ生地が!
お好み焼きをおかずに白いご飯を食べる関西メニューのようですが
ドライフルーツとスパイスが効いた、お腹に貯まる美味しいスコーンでした。
事前に焼いたウェットネリーはレシピの半量で作りましたが
全量をスコーンに使わなくても良かったので、美味しいブレッド&バタープディングとしても頂きました。
一晩ミルク液に浸すせいか、みっちり重ための食感です。
200℃で20分





そして、今回のナショナルトラストプロパティーは


(画像はNational Trust からお借りしました)


***
 

ナショナルトラストの所有地の多くはおしゃれな小川や池が敷地内にある。

ここスピーク・ヒル内にはマーシー川が流れている。

そこに川があることはもともと知っていたが、いざ目の当たりににすると二度見してしまった。

エントランスを抜けるとすぐ目の前に巨大な川があるのだ。

対岸にはエルズミア・ポートの船着場ある。

 

スピーク・ホールは1500年頃に骨組みがチューダー式の角材を用いて作られている。

屋敷を所有したのは歴代でノリス家とワッツ家の2家族のみである。

ウィリアム・ノリスが大ホールと立派な応接室を建てた。

エドワード・ノリスは1568年に跡を継いだが、彼はカトリック系の神父を匿っていたことを密告されている。

この頃から緑色のベッドルームから隠し梯子を通じて神父を匿っていた秘密の部屋があったとされている。

 

1795年にノリス家は邸宅を奴隷業、植民地開拓で財を成したリチャード・ワットに売った。

この頃にはスピーク・ホールは老朽化が少し進んでいたが、19世紀にゆっくりと改築が行われた。

最終的にはまだ若いアデレード・ワットが跡を継ぐことになった。

彼女の父が30歳の若さで亡くなったことから非常に幼い段階での引き継ぎとなったが、

彼女が1921年に死ぬまでスピーク・ホールを守った。

 

アデレードは子供がいなかったため、彼女の死後はノリス家の子孫に邸宅を継いで欲しいと願っていた。

しかし20世紀頭に近隣に空港(現在のリヴァプール・ジョン・レノン空港)ができたため、

他にも開発が進んだら住民にとって迷惑になるかもしれないと思い、

ノリス家が継ぎたくなければナショナルトラストに寄贈するとした。

結果的に物事はそのように進み今に至る。


***


ここのガーデンのブルーベルはとても素晴らしいので、是非訪れて欲しいナショナルトラストです。

毎年ブルーベルは5月の第1週頃が見頃ですので、まさにそろそろですね。




どっしり重めのスコーン




前回は4/23(金)~Salted Caramel and Apple Scones~《13/50》
次回は5/7(金)~Chocolate and Marshmallow Scones~《15/50》












2021-04-28

いつかの和風イースターアフタヌーンティーパーティー

先日、生徒さんから

「いつかの和風イースターアフタヌーンティーパーティー、懐かしいですね」と

メールを頂きました。

ちょうど一昨年の4月に開催したアフタヌーンティーパーティー。


『和風イースターアフタヌーンティーパーティー』

~和菓子の手作り体験と和風イースターで楽しむアフタヌーンティーパーティー~ 



2日間に渡って開催しましたコラボレッスン。

思い返してみますと私は…

レッスンの告知はしても、レッスン終了後のレポートをほとんどしていないのですよね。


いつもレッスンの時、

「いつかアップすると思うから~」

と言って写真を撮っているのですが…。


という事で、「いつの写真!」とツッコミが入りそうですが

2年前のおうちアフタヌーンティーレッスンの写真をご紹介したいと思います。




和菓子作家の あさ貴さん をお招きして練り切りを皆さんに作って頂き、

その後、和風イースターアフタヌーンティーを完成させて

アフタヌーンティーパーティーを楽しんで頂きました。




和風という事で、

白いお重と Wedgwood のサムライシリーズ、九谷焼、のテーブルコーディネート




普段はなかなか写真が撮れないのですが、この時はガンガン撮りました!

お付き合いくださいませ。


春らしいお花は Flower's Bounty さんに作って頂きました。



まずは、あさ貴さんから練り切りについての説明。




ご家庭で作りやすい和菓子の説明をしながら、手は休まずどんどん作っていきます。

分かりやすい説明と優しい語り口に、皆さんリラックスしてのレッスンとなりました。


あさ貴先生


いつもは賑やかにイギリス菓子を作っているキッチンカウンターですが、

この日はおとなしく(?)繊細な作業をしています。




初めての作業なのに、皆さんとっても上手に包餡されています。




まずはウサギさんを作っています。




耳を制作中~。




完成!

和菓子ではウサギの目は、片目だけつけるそうです。

でもこの日は片目の子も両目の子も、自由にお作り頂きました。




そして、ちょっと難しかった和風イースターエッグ。




綺麗に等分に三角を合わせるのがなかなか難しく…


 


綺麗!




ギュギュっと




こちらも綺麗に包餡されています




綺麗なイースターエッグが出来上がりました。




そしてアフタヌーンティーの準備です。




おうちでアフタヌーンティーをする際に、どのように準備しておけば良いのか、

事前に作って置けるお菓子やサンドイッチ、

いつものお菓子をイースター風にアレンジする方法などお伝えしながら

みんなで最後の仕上げをしていきます。





和風イースターアフタヌーンティーに合わせたウェルカムドリンクをご紹介








あさ貴さんから桜のお干菓子のプレゼントが。

美しいです。




練りきりのウサギさんとイースターエッグをセッティング




スコーンとお菓子もお重に詰めていきます。






















いつもとひと味違うイースターアフタヌーンティーとなりました。




***


最近、あさ貴さんから素敵な和菓子を頂きました。

芸術的に美しい錦玉です。




虹のようで、光を通すとキラキラしています。




なかなか上手に撮れませんでしたが、とにかく美しい。

そして楽しい食感と、少しお酒の効いた大人味の錦玉。




あさ貴さんの作るお菓子は美味しくて美しいのです。




あさ貴さんのお菓子を食べたい方は

神楽坂にあります素敵な古民家フレンチ HASABON で

週末限定で頂く事が出来ますよ。

無くなり次第終了だそうです。

こちら、お料理も素晴らしく、内装もテーブルウェアも素敵。



来年はどんなイースターとなっているでしょうか。

平和なイースターを迎える事が出来ていますように・・・。









2021-04-23

National Trust* Book of Scones ~Salted Caramel and Apple Scones~《13/50》

 ナショナルトラストのスコーンレシピ本、スコーン50種類全部作ってみる!


~⁂◆ひとりで勝手に50スコーンチャレンジ◆⁂~

***************

National Trust 

 Book of Scones

50 Delicious Recipes and Some Curious Crumbs of History

Sarah Clelland



さて、本日のスコーンは・・・

(13)Salted Caramel and Apple Scones

~塩キャラメルとりんごのスコーン~




材料はセルフレイジングフラワー、グラニュー糖、バター、

クッキングアップル、牛乳、ブラウンシュガー、生クリーム、塩の8種類




「甘~いアフタヌーンティーのためのリッチで豪華なスコーン」




アフタヌーンティーのスコーンにしてはサイズが大きい気がしますが

お味は確かにリッチで豪華なスコーンですね。




実はこちらのスコーン、昨年秋に作っておりました。

なので、クッキングアップルはブラムリーを使用しました。

そして Maldon のお塩。
 



~感想~
ブラムリーアップルの酸味と塩キャラメルの甘じょっぱさがよく合う
美味しいスコーンでした。
アフタヌーンティーというよりも休日のブランチに良い感じ。
サイズも大きいので一個でも満足感もたっぷりで。
ブラムリーアップルとMaldonのお塩でイギリスを感じるスコーンとなりました。
190℃で25分





そして、今回のナショナルトラストプロパティーは



(画像はNational Trust からお借りしました)

 ***


スコットニーは素晴らしい場所だ。

大きくふたつに分けることができ、新しい家は1843年に完成し、古い家は中世にまで遡る。

 

古い方は元々ロジャー・アッシュバーンハムにより1380年頃に建てられた。

その後ダレル家のものになった。

彼らはスコットニーを350年ほど所有し、その途中途中で古城の一部を取り壊したりしながら過ごしていた。

彼らはカトリック教徒であったが、宗教に対して難しい時代であったため

ブラント神父を匿うための隠し通路などを作ったりする必要があった。

 

1778年に邸宅はエドワード・フッセに買われた。

彼は自殺するまで古城に住んでいた。

彼の孫、エドワード・フッセ3世はエリザベス時代風の家を建てることにし、古城は観賞用にと残した。

 

そこが私が1番スコットニーについて私が惹かれるポイントなのだ。

さまざまな生活様式が対比できる。

中世からエリザベス時代、そしてネオエリザベス時代、そして1950年代の生活を10分足らずで全て見ることができるのだ。

また生活感も残されている。

ベティ・フッセ、エドワードの子孫クリストファーの妻は数年前に無くなったが、

彼女の飼っていた猫を邸宅に残しておいてやれないかと頼んだ。

猫はナショナルトラストのものになり、今でも訪れるとキッチンの前に餌用のボウルが置いてあり、当時の生活がうかがえる。

 

ナショナルトラストのガイドブックにはいつも一つは驚かされるような事実が書いてあるのだが、

ここスコットニーに書いてあるのは、

ベティがキッチンを完成させたのは”Yanks”という映画のロケ地として選ばれたから、というものだ。

つまりリチャード・ギアがここスコットニーを訪れていたのだ。

誰が想像できたであろう。


***





甘じょっぱ酸味なスコーン







前回は4/16(金)~Rhubarb and Stem Ginger Scones~《12/50》
次回は4/30(金)~Wet Nelly Scones~《14/50》の予定



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