2021-08-06

National Trust* Book of Scones ~Red Pepper, Onion and Cheese Scones~《28/50》

   ナショナルトラストのスコーンレシピ本、スコーン50種類全部作ってみる!


~⁂◆ひとりで勝手に50スコーンチャレンジ◆⁂~

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National Trust 

 Book of Scones

50 Delicious Recipes and Some Curious Crumbs of History

Sarah Clelland



さて、本日のスコーンは・・・

Red Pepper, Onion and Cheese Scones

赤パプリカと玉ねぎとチーズのスコーン



「カラフルなセイボリー(お食事系)スコーンはピクニックにぴったり」

ということなので、テラスでピクニックブランチを楽しみました。



気分を上げるためアンティークのバスケットにスコーン、いちごとブルーベリー、アイスティーを詰め、

前日に焼いていたバナナとピーナッツバターのタルトも一緒に。




材料はセルフレイジングフラワー、ベーキングパウダー、バター、

赤パプリカ、レッドオニオン、チェダーチーズ、卵、牛乳の8種類。




我が家のテラスは午後から日差しが強くなるので、急いで準備。

スコーンを焼いている間にイチゴとブルーベリーを洗って用意し、タルトをカットし、アイスティー用の紅茶を淹れます。

ステイホームの日々の中、外で食べるだけで気分が変わりますね。




~感想~

具だくさんのセイボリースコーン。
サイズも大きめですが、赤パプリカと玉ねぎのおかげで
1つでも十分お腹いっぱい満足感たっぷりのスコーンとなりました。
セイボリーの具材として玉ねぎは良いですね。お薦めです。
210℃で16分。





そして、今回のナショナルトラストプロパティーは

(画像はNational Trust からお借りしました)



***

 

モーズリー・オールド・ホールはナショナルトラストとしては少し変わっている。

ここはスーザン・ボイルやピッパ・ミドルトンのように一度、爆発的な人気を誇ったのだ。

1651年のある2日間、ここはただのキャノックの近くの誰かの家から、

懸賞のかけられた国王の隠れ家として一気に悪評が広まったのだ。

 

チャールズ二世はスコットランドから軍隊を引き連れ、玉座を取り返すべく南下に進軍していた。

しかしながら、93日のウォーセスターの戦いに敗れ敗走することとなる。

98日の明け方、疲弊しきったチャールズ二世はモーズリー・オールド・ホールにたどり着いた。

道中、彼はボスコベルホテルに寄っていたのだが、追いかけてくる兵士から隠れるためにオークの木に隠れた。

この逸話が今や全国に溢れているパブのThe Royal Oakの名前の由来とされている。

 

モーズリー・オールド・ホールは1600年にトーマス・ホワイトグリーブによって建設、所有されていた。

彼はカトリック教徒で棚に隠し部屋を作り、ハドルストン神父をそこに匿っていた。

この隠し穴はチャールズ二世が兵士から隠れる時にも活用されたが、

この時はチャールズを追っていたわけではなくホワイトグリーブを逮捕するために訪れたのであった。

隠し部屋と実際にチャールズが寝たベッドは今でも見ることが出来る。

 

チャールズはその後奴隷に扮しブリストルまで進んだ。

ホワイトグリーブのように彼に親切な人たちの助けを受け、そこから彼は無事にフランスまでたどり着くことができた。

チャールズ二世が亡くなった時、葬式に立ち会ったのは同じ隠れ部屋を使ったことのあったハドルストン神父だったのであった。


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お腹いっぱいスコーン








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