2021-08-27

National Trust* Book of Scones ~Beetroot Scones~《31/50》

   ナショナルトラストのスコーンレシピ本、スコーン50種類全部作ってみる!


~⁂◆ひとりで勝手に50スコーンチャレンジ◆⁂~

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National Trust 

 Book of Scones

50 Delicious Recipes and Some Curious Crumbs of History

Sarah Clelland



さて、本日のスコーンは・・・

Beetroot Scones

ビーツのスコーン



この本のレシピでは珍しいミニサイズのスコーンです。



材料はセルフレイジングフラワー、ベーキングパウダー、バター、ビーツ、塩、
牛乳の6種類。ですが、お薦めに従ってチェダーチーズも加えてみました。




たっぷりのビーツのおかげで綺麗な赤いスコーンとなりました。




「ヤギのチーズを塗り、刻んだクルミをふりかければ真っ赤なビーツとのコントラストがよく、
素朴な味のスコーンとなるでしょう」




~感想~

やぎのチーズとクルミを乗せて頂きました。
フレッシュなチーズと香ばしいクルミが、ゴロっとしたビーツと相まって
香りと食感が楽しいスコーンとなりました。
生地にもチーズを入れましたが、無くても十分美味しいと思います。
もう少し大きめサイズにしても良いかもしれませんね。
220℃で15分。








そして、今回のナショナルトラストプロパティーは

(画像はNational Trust からお借りしました)



***

もし私が歴史上の仕事の中から最も嫌なもののランキングを作れと言われたら、ヴィクトリア時代の植物ハンターであろう。

何週間もぼろい船に揺られながら遠方に出向き、さまざまな植物の種を探したり、

或いは植物そのものを収集してイギリスまで持って帰るのだ。

そうしたら最後の最後、ドーバー海峡を渡りきりかけたところで全てをゴッドウィン・サンズで無くしたり。

 

幸いなことにその時代の人たちは私よりも勇敢だったみたいだ。

グラモルガンの渓谷にあるディフリン・ガーデンはジョン・コーリーの手によって作られた。

彼は比較的裕福な製造業のオーナーで、石炭を用いて産業に大きく貢献した。

彼はそのお金を寄付したり他の慈善事業に使った。

 

ジョンはこの土地を1891年に買った。

それまではさまざまな人に所有されていた。

その中には7世紀に名が売れたアウダセウス卿もいる。

ジョンは土地を買ってすぐに家を建て始めた。

息子のレイナルドは庭園に興味を持ったため

当時売れっ子だった庭師のトーマス・モーソンと共に美しい景観を作り上げた。

 

レイナルドはダーリアスの分野で有名だが、ここにはそれ以外の様々な要素が用いられている。

その一つにアーボレトゥムというのがあり、

それは中国、アフリカ、西インドなどでかき集めてきた植物などを用いてデザインした。

もう一つは彼の美しいテーマを持たせたガーデン・ルームたちだ。

劇場風の庭やポンペイ風の庭、柱でいっぱいの寺院風の庭、噴水などなどである。


***






真っ赤なスコーン






前回は8/20(金)~Carrot and Coriander Scones~《30/50》

次回は9/3(金)~Horseradish Scones~《32/50》の予定






2021-08-20

National Trust* Book of Scones ~Carrot and Coriander Scones~《30/50》

  ナショナルトラストのスコーンレシピ本、スコーン50種類全部作ってみる!


~⁂◆ひとりで勝手に50スコーンチャレンジ◆⁂~

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National Trust 

 Book of Scones

50 Delicious Recipes and Some Curious Crumbs of History

Sarah Clelland



さて、本日のスコーンは・・・

Carrot and Coriander Scones

人参とコリアンダーのスコーン




クセのあるコリアンダーをたっぷり使いますが、クミンが入ることで

美味しく食べやすいお味になっています。




材料はセルフレイジングフラワー、バター、人参、コリアンダー、クミン、塩こしょう牛乳の7種類。




「クリームチーズを乗せてティータイムに、もしくはスープと共にランチタイムに」

ということなので、クミンに惹かれてカレー風味のスープと一緒に頂きました。




ズッキーニにパプリカ、人参、茄子と夏野菜たっぷりのカレー風味のスープと相性ピッタリ。




~感想~

とても作りやすい、成形のしやすいレシピでした。
コリアンダーはあまり得意な方ではありませんが、クミンが大好きなのでお気に入りのスコーンとなりました。
ランチで頂いたのでカレー風味のスープを合わせましたが、お薦めです!
後でクリームチーズも乗せてみましたが、こちらも美味しかったです。
190℃で23分。





そして、今回のナショナルトラストプロパティーは

(画像はNational Trust からお借りしました)
 



***


セント·マイケルズ·マウントはナショナル·トラストの中で最も人気のある物件の一つで、
ランズエンドからたったの14マイルしか離れていないことを考えると驚くべきことだ

 定期的に海に消えてしまう道を通ってしかアクセス出来ない事が、この建物の素晴らしいところかもしれない。 

ここに行くのなら潮の干満を確認することをお勧めする。 

ご存知のようにセント·マイケルズ·マウントは2億7500万年前にマグマが冷却された後、
コーヌビアの母岩が形成された時に作られたもので、石器時代から人々がこの山に住んでいた可能性が高い。 

1144年に神聖化されたこの教会は建物の中で最も古い部分で、
ここはかつてモン·サン·ミッシェルのフランス人修道士がノルマン支部として所有していた。

 セント・マイケルズ・マウントは1275年の地震と1755年の津波(高さ3メートル)
港は深刻なほど被害を受けたが、建物はその困難を乗り越えるが出来た。

 興味深い歴史的こぼれ話としては、パーキン·ウォーベックの妻がそこに滞在したことだ。

 ウォーベックは自分を正当な王位後継者だと主張し、
1497年にヘンリー7世から王冠を奪うためにコーンウォールで軍隊を召集した。

 ウォーベック夫人は安全の為セント・マイケルズ・マウントに滞在したが、
パーキンは自分が偽者であると白状し、予想通りひどい最期を遂げた。 

1659年にセント・オービン一家が到着し、2953年までそこに一族で住み続けるとした!

 最初の所有者の子孫であるジョン·セント·オービン大佐は1954年にセント・マイケルズ・マウントをナショナル·トラストに
一部を譲った。今現在でもオービン家の人々はそこの居心地の良い家に住んでいる。


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ぴりっと大人なスコーン





前回は8/13(金)~Roasted Shallot, Gruyere and Thyme Scones~《29/50》

次回は8/27(金)~Beetroot Scones~《31/50》の予定





2021-08-13

National Trust* Book of Scones ~Roasted Shallot, Gruyere and Thyme Scones~《29/50》

 ナショナルトラストのスコーンレシピ本、スコーン50種類全部作ってみる!


~⁂◆ひとりで勝手に50スコーンチャレンジ◆⁂~

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National Trust 

 Book of Scones

50 Delicious Recipes and Some Curious Crumbs of History

Sarah Clelland



さて、本日のスコーンは・・・

Roasted Shallot, Gruyere and Thyme Scones

エシャロットとグリュイエールチーズとタイムのスコーン





抜き型を使わずに作るスコーンは準備も簡単で、週末のブランチに良いですね。



 


材料はエシャロット、オリーブオイル、セルフレイジングフラワー、ベーキングパウダー、

バター、塩こしょう、タイム、グリュイエールチーズ、卵、牛乳の11種類。




「驚くほどしっとりしたこのスコーンは週末のブランチにぴったり」




~感想~

そのままでも美味しかったですが、
バターをつけて食べるのもお薦めです!
また、しっとりとしたスコーンとありますが、
レシピ通りの牛乳だと、しっとりし過ぎると思いますので
加減して下さいね。
220℃で17分。





そして、今回のナショナルトラストプロパティーは


(画像はNational Trust からお借りしました)


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アングルジー・アビーは1135年に建てられたとされている。

16世紀ごろに修道院が解体されるまでは主に聖アウグスチヌス系の僧侶たちに小修道院として使われていた。

その後、さまざまな家族の手に渡っていった。

あるオーナーのトーマス・ホブソンは1625年にアングルジーを購入したのだが、

彼はここで1頭の馬の中から好きな馬を選ばせて貸し出すビジネスをしていた。

これが俗に言う *Hobson’s choice の由来だ。

*「選り好みが許されない選択」という意味の慣用句。16世紀の終わりケンブリッジで貸し馬屋をしていた Thomas Hobson は客に対し入り口から近くにいる馬から順に馬を貸して行き、客に選択の余地を与えなかったことから。( eigo21 より)


1926年にはフェアへーブン領主のハットルストン・ブラフトンに買われ、その兄弟とともに競走馬の飼育用の拠点とした。

1966年には彼は引っ越しにともない、ナショナル・トラストに譲った。

内装は大体が20世紀前半のような様相を醸していたが、ダイニングルームのみが1236年に作られた時の状態で残されていた。

それなりに大きい家で、美術品などで溢れているところなのだが、

中でもフェアーヘブン卿の残したウィンザー城を描いた絵画のコレクションは貴重な物だ。

 

しかしながら、私にとっての今日のハイライトは実際に動いている風車だ。

ナショナル・トラストの風車はどこに行っても愉快で博識なボランティアの人たちの手によって運営されているが、

ここまで言えば何故私が帰り道には、つい1時間前に轢かれたばかりの小麦をお土産に持って帰っているかが分かるだろう。



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お薦めのセイボリースコーン





前回は8/6(金) ~Red Pepper, Onion and Cheese Scones~《28/50》

次回は8/20(金)~Carrot and Coriander Scones~《30/50》の予定










2021-08-06

National Trust* Book of Scones ~Red Pepper, Onion and Cheese Scones~《28/50》

   ナショナルトラストのスコーンレシピ本、スコーン50種類全部作ってみる!


~⁂◆ひとりで勝手に50スコーンチャレンジ◆⁂~

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National Trust 

 Book of Scones

50 Delicious Recipes and Some Curious Crumbs of History

Sarah Clelland



さて、本日のスコーンは・・・

Red Pepper, Onion and Cheese Scones

赤パプリカと玉ねぎとチーズのスコーン



「カラフルなセイボリー(お食事系)スコーンはピクニックにぴったり」

ということなので、テラスでピクニックブランチを楽しみました。



気分を上げるためアンティークのバスケットにスコーン、いちごとブルーベリー、アイスティーを詰め、

前日に焼いていたバナナとピーナッツバターのタルトも一緒に。




材料はセルフレイジングフラワー、ベーキングパウダー、バター、

赤パプリカ、レッドオニオン、チェダーチーズ、卵、牛乳の8種類。




我が家のテラスは午後から日差しが強くなるので、急いで準備。

スコーンを焼いている間にイチゴとブルーベリーを洗って用意し、タルトをカットし、アイスティー用の紅茶を淹れます。

ステイホームの日々の中、外で食べるだけで気分が変わりますね。




~感想~

具だくさんのセイボリースコーン。
サイズも大きめですが、赤パプリカと玉ねぎのおかげで
1つでも十分お腹いっぱい満足感たっぷりのスコーンとなりました。
セイボリーの具材として玉ねぎは良いですね。お薦めです。
210℃で16分。





そして、今回のナショナルトラストプロパティーは

(画像はNational Trust からお借りしました)



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モーズリー・オールド・ホールはナショナルトラストとしては少し変わっている。

ここはスーザン・ボイルやピッパ・ミドルトンのように一度、爆発的な人気を誇ったのだ。

1651年のある2日間、ここはただのキャノックの近くの誰かの家から、

懸賞のかけられた国王の隠れ家として一気に悪評が広まったのだ。

 

チャールズ二世はスコットランドから軍隊を引き連れ、玉座を取り返すべく南下に進軍していた。

しかしながら、93日のウォーセスターの戦いに敗れ敗走することとなる。

98日の明け方、疲弊しきったチャールズ二世はモーズリー・オールド・ホールにたどり着いた。

道中、彼はボスコベルホテルに寄っていたのだが、追いかけてくる兵士から隠れるためにオークの木に隠れた。

この逸話が今や全国に溢れているパブのThe Royal Oakの名前の由来とされている。

 

モーズリー・オールド・ホールは1600年にトーマス・ホワイトグリーブによって建設、所有されていた。

彼はカトリック教徒で棚に隠し部屋を作り、ハドルストン神父をそこに匿っていた。

この隠し穴はチャールズ二世が兵士から隠れる時にも活用されたが、

この時はチャールズを追っていたわけではなくホワイトグリーブを逮捕するために訪れたのであった。

隠し部屋と実際にチャールズが寝たベッドは今でも見ることが出来る。

 

チャールズはその後奴隷に扮しブリストルまで進んだ。

ホワイトグリーブのように彼に親切な人たちの助けを受け、そこから彼は無事にフランスまでたどり着くことができた。

チャールズ二世が亡くなった時、葬式に立ち会ったのは同じ隠れ部屋を使ったことのあったハドルストン神父だったのであった。


***






お腹いっぱいスコーン








2021-08-02

夏いちごのエルダーフラワーゼリー

 梅雨が明け、暑い日が続いてますね。

ここ数日はテレビでオリンピック観戦の毎日。

どの競技、どの試合を観ても、メダルが取れても取れなくても、

頑張っている選手の皆さんを観ていると涙が出てきてしまいます(年ですね・・・)。


前々回のロンドンオリンピック、幸運にも水泳のチケットが当たり、息子と観戦に行きました。

写真を探してみたら、なんと9年前の今日、

2012年の8月1日に観戦していました!



お昼にオリンピック会場に入り




水泳の会場へ




立石 諒選手が平泳ぎ200mで銅メダル!!


 


観戦が終わって会場の外に出ると、もう夜でした。

赤いモニュメントが聖火台です。



懐かしく思い出しております。

東京オリンピック・パラリンピックは生で体感することは出来ませんが、

選手の皆さん、頑張って下さいね。

閉会式まで、引き続きテレビ越しに応援したいと思います。



さて、そんな毎日ですが、

ここのところ週に一度のスコーンしか投稿しておりませんが、

スコーン以外にも何かしらほぼ毎日お菓子を作っております。

粉ものはスコーンでお腹いっぱいになるので、冷たいお菓子が多いですね。

そんな中、先日ネットで「夏いちご」なる物を見かけたのでお取り寄せしてみました。




イギリスではベリーの季節は夏です。

日本の甘いイチゴと違ってイギリスのイチゴは酸味が強いものが多いのですが、

夏いちごもそうかな~と思いましたが、とても甘い美味しいイチゴでした。

早速、ブルーベリーやラズベリー等と一緒にエルダーフラワーのゼリーにしてみました。








Burleigh(バーレイ)のバターケースに入れて作ってみましたよ。




蓋つきなので保存もバッチリ。

エルダーフワラーの爽やかなゼリーに甘酸っぱいベリーがぴったりです。




キラキラ透明のゼリーが涼しげで




美味しかったです!




ゼリー液に一度に全部ベリーを入れると、ゼリー上部にベリー浮いてしまうので

ベリー類が綺麗な層になるように、少しずつ何回にも分けて冷やし固めています。




ごちそうさまでした。




今週も穏やかな1週間となりますように。









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