2020-06-02

ブルーベルの季節

もう6月に入りましたが、

昨日少し触れたブルーベルの事を…。



4月の終わりから5月の初めに咲くブルーベル。

イギリスの国花は薔薇ですが、

ブルーベルはイギリスの野生の花の国花と言っても良いかもしれません。

それくらいイギリス人に愛されている花です。

それはブルーベルの森には「妖精が住んでいる」と言い伝えられているから。




釣鐘型をした小さな青紫の花ですが、

あまり日の当たらない森の大木の足元に群生します。

森一面に真っ青な絨毯が敷き詰められたように。

イギリス人の友人は

「5月の第一週はブルーベルを見に行かなくちゃ」

と、毎年話していました。




家の近くの森にもブルーベルは咲いていましたが

小さな規模の群生でしたので

コッツウォルズにある森まで、毎年楽しみに出かけていました。

地名を忘れてしまったのですが、

ナショナルトラストのプロパティーではなく普通の森だったのですが…。

思い出したら追記しますね。




ブルーベルが咲く森の道は

日が当たらず鬱蒼としたところが多いので、

道がぬかるみ、歩きにくいため長靴を履いてお散歩を楽しみます。

森の中の道を、馬でお散歩をしている人も見かけました。
(写真が見つからなーい)




習い事マニアだった私は、

一時期、ボタニカルアートの教室に通っていました。

絵の才能は無く、長くは続けられませんでしたが…。

ボタニカルアートとは、細密画の事です。

その教室で最初の課題のお花がブルーベルでした。

先生に

「決してブルーベルを切り取って持って来てはいけませんよ」

と言われた事が今でも忘れられません。

大切に保護されているブルーベルは

販売目的で採取する事は禁じられています。

販売目的ではありませんが、先生はご自分の庭からポットに植え替えたブルーベルを

大切に持って来られていました。




今年も変わらず美しく咲いていたブルーベル。

来年、見に行けるような日常が戻ってきていますように…。



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