2021-03-12

National Trust* Book of Scones ~Honey, Ginger and Sunflower Scones~《8/50》

久しぶりのオンラインレッスンが無事終了しました。

当日画面越しにお会いした皆さん、

残念ながら当日はお会い出来ませんでしたが動画をお申込み下った皆さん、

是非お送りしたスペルト小麦でスコーンを作ってみて下さいね。

そしてアールグレイスコーンも!

レッスンのご感想のメールを頂いておりますが、

ただ今「オンライン英国展」のビスケット缶の準備に追われております。

週明けにはゆっくりお返事させて頂きますので

よろしくお願いいたします。

事前に想定していた倍以上のビスケット缶を作ることになりまして・・・。

これはまた次のオンラインレッスンの時にでも。

心を込めて手作りしますので、もうしばらくお待ちくださいませ。


****


ナショナルトラストのスコーンレシピ本、スコーン50種類全部作ってみる!


~⁂◆ひとりで勝手に50スコーンチャレンジ◆⁂~

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National Trust 

 Book of Scones

50 Delicious Recipes and Some Curious Crumbs of History

Sarah Clelland




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さて、本日のスコーンは・・・

(8)Honey, Ginger and Sunflower Scones

~ハニージンジャーサンフラワースコーン ~




材料は薄力粉、ベイキングパウダー、砂糖、ジンジャーパウダー、バター、

生姜、ひまわりの種、ハチミツ、卵、牛乳、の10種類。

伝わるでしょうか・・・、ものすごく分厚くて大きいです。



焼く前もこんな感じ!

レシピでは10個取れるはずだったのですが、7個半になってしまいました。

私が分厚くし過ぎたのでしょうか・・・。




「スパイシーでホットなジンジャーと、ひまわりの種のざくざく食感が良い
このスコーンは、バターを付けると最高!お好みでハチミツを追加しても」

ひまわりの種のざくざく食感を味わうには、もう少し多めでも良いかもしれませんね。




とにかく大きい!

~感想~
今までで一番ビッグなスコーンでした。
ジンジャーのスパイシーさがほどよく、ハチミツの優しい甘さとよく合っていました。
粉の量が多いので、ひまわりの種ももっと多くても良いと思います。
サイズが大きいので焼き時間もレシピより長めにしました。
190℃で26分。
バターとの相性も良かったです。





そして、今回のナショナルトラストプロパティーは


(画像はNational Trust からお借りしました)

***
 

この邸宅の素晴らしさはその建物がではなく、その歴史に隠されている。

ここはサー・アイザック・ニュートンの出生地であり、また彼の生涯の大半を過ごした場所である。

アイザックの父は彼が生まれる前に亡くなり、

母親は妊婦である数ヶ月間、未来への不安を抱えながら過ごしていた。

もし男の子が生まれてきたら彼が邸宅を引き継ぎ、母子共にウールストルプに居続けれるが、

もし女の子が生まれてきたら家は他人に受け継がれ、母子はどこか親戚の家を頼って出て行くことになっていたからだ。

こんな事情から、おそらくアイザックが生まれでた時には母親は天にも昇る心地だったであろう。

 

彼はインドア派な少年で農業には一切の興味を示さなかったため、

ボーディングスクールに送り飛ばされ、そのままケンブリッジ大学へと進学した。

1665年にケンブリッジにも疫病が流行った時アイザックはウールストルプに亭主として帰り、そこで幾つかの偉業を成し遂げた。

1687年に”Philosophie Naturalis Principia Mathematica”として出版するまでは世間には発表しなかったが、

光や重力などに関する科学的思考を深めていった。

かの有名な重力に関する学説はここに載っている。

 

りんごが頭に降ってきたから重力に気づいたとされるのは完全な都市伝説である。

ウールストルプでリンゴがなぜまっすぐ下に落ちるのかを考えた時、彼は十分に離れた安全な箇所から観察していた。

いまだにそのリンゴの木は建物のすぐそばに植えられている。

1816に一度倒れてしまったが、その後再び根を張ることに成功した。

今では世界中にその種子から育ったリンゴの木が存在しており、ニュートンの偉業は残り続けている。


***


ケンブリッジのカレッジの建物脇にもニュートンの例の木が有ったような気がしますが、

こちらが本物なのですね。

いまだにそのリンゴの木が生きながらえているという。

ニュートンが見た景色を、現代の私達も同じように見る事が出来るのですね。

イギリスらしいお話です。




ブランチにもティータイムにも、どちらでもぴったりのスコーンでした。





分厚くて大きなスコーン





次回は3/19(金)~ Ulster Scones~《9/50》






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