2021-10-15

National Trust* Book of Scones ~Apple and Cinnamon Scones ~《38/50》

     ナショナルトラストのスコーンレシピ本、スコーン50種類全部作ってみる!


~⁂◆ひとりで勝手に50スコーンチャレンジ◆⁂~

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National Trust 

 Book of Scones

50 Delicious Recipes and Some Curious Crumbs of History

Sarah Clelland



さて、本日のスコーンは・・・

Apple and Cinnamon Scones

リンゴとシナモンのスコーン



今回はブラムリーで作ってみました。

小さなブラムリーのパッチワークは以前 @purebluequilt さんに作って頂いた物。

毎年ブラムリーの季節になると我が家のティータイムに度々登場します。




材料はセルフレイジングフラワー、バター、グラニュー糖、リンゴ、シナモン、卵、牛乳の7種類。



「このスコーンを焼いている間、シナモンの魅力的な香りにキッチンは満たされるでしょう」




~感想~

確かにシナモンの香りに満たされながら作りました。

小麦粉の量自体多いレシピですが、シナモンもかなりの量でしたね。

ブラムリーの酸味と甘みともよく合い、先週のリンゴとレーズンのスコーンとは

また、ひと味違っていました。

フレッシュのフルーツを使うレシピは水分の加減が少し難しいですが

生地がベタベタにならないように注意して作ってみて下さいね。

210℃で15分。






そして、今回のナショナルトラストプロパティーは

(画像はNational Trust からお借りしました)




***


ナショナル・トラストの魅力の一つだと私が感じるのは、行くまでは全く何も知らない人物や建物だとしても、

帰る時にはいつもその人・場所に魅了された状態になれることだ。

スモールハイトに行く前から私はなんとなくエレン・テリーという名前は知識として知っていたが、

彼女が何者かなどは一切わからなかった。

 

旅を経て私が分かったのは、エレン・テリーはヴィクトリア時代の有名な女優であった、ということだ。

1847年に劇場関係の仕事をする両親のもとにコベントリーで生まれたエレンは、

家庭の環境からそのままの流れで妹のケイトとともに女優の道を進むこととなった。

G.F. Wattsという画家が姉妹の肖像画を描いた際に、その縁でエレンはワッツと結婚した。

この時ワッツは46歳、エレンは17であった。

が、1年も経たずに離婚してしまい、エレンはそこから複数の男性と付き合ったり結婚したりを繰り返した。

別の男性に乗り換える度に彼女の女優としてのキャリアは洗練されてゆき、

亡くなる3年前の1925年には騎士号に匹敵する勲章を授与された。

 

1890年代後半に、エレンがヘンリー・アイビングとケントをドライブしているときにスモールハイトの素敵な家を見かけ、

そこに住んでいた羊飼いにいつ家を売りに出すかと聞いた。

1899年にエレンは”House on Sale”とだけ書かれた葉書を受け取り、即座に買い上げた。

 

スモールハイトの家は16世紀前半に建てられ、ロザー川沿いに位置するポートハウスである。

ナショナル・トラストは1939年にこの家を受け取ったのだが、

今訪れると家の中そこら中にエレンの肖像画や写真が飾られている。

他にも衣装部屋や記念品などが展示されている。

また、そこには実際に今も使われている劇場が設置されており、

数々の著名な俳優などが舞台に立ったことがあることでも知られている。



***






シナモン香るスコーン





前回は10/8(金) ~Apple and Raisin Scones~《37/50》

次回は10/22(金)~Lemon and Coconut Scones~《39/50》

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