ナショナルトラストのスコーンレシピ本、スコーン50種類全部作ってみる!
~⁂◆ひとりで勝手に50スコーンチャレンジ◆⁂~
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National Trust
Book of Scones
50 Delicious Recipes and Some Curious Crumbs of History
Sarah Clelland
さて、本日のスコーンは・・・
(13)Salted Caramel and Apple Scones
~塩キャラメルとりんごのスコーン~
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スコットニーは素晴らしい場所だ。
大きくふたつに分けることができ、新しい家は1843年に完成し、古い家は中世にまで遡る。
古い方は元々ロジャー・アッシュバーンハムにより1380年頃に建てられた。
その後ダレル家のものになった。
彼らはスコットニーを350年ほど所有し、その途中途中で古城の一部を取り壊したりしながら過ごしていた。
彼らはカトリック教徒であったが、宗教に対して難しい時代であったため
ブラント神父を匿うための隠し通路などを作ったりする必要があった。
1778年に邸宅はエドワード・フッセに買われた。
彼は自殺するまで古城に住んでいた。
彼の孫、エドワード・フッセ3世はエリザベス時代風の家を建てることにし、古城は観賞用にと残した。
そこが私が1番スコットニーについて私が惹かれるポイントなのだ。
さまざまな生活様式が対比できる。
中世からエリザベス時代、そしてネオエリザベス時代、そして1950年代の生活を10分足らずで全て見ることができるのだ。
また生活感も残されている。
ベティ・フッセ、エドワードの子孫クリストファーの妻は数年前に無くなったが、
彼女の飼っていた猫を邸宅に残しておいてやれないかと頼んだ。
猫はナショナルトラストのものになり、今でも訪れるとキッチンの前に餌用のボウルが置いてあり、当時の生活がうかがえる。
ナショナルトラストのガイドブックにはいつも一つは驚かされるような事実が書いてあるのだが、
ここスコットニーに書いてあるのは、
ベティがキッチンを完成させたのは”Yanks”という映画のロケ地として選ばれたから、というものだ。
つまりリチャード・ギアがここスコットニーを訪れていたのだ。
誰が想像できたであろう。