ナショナルトラストのスコーンレシピ本、スコーン50種類全部作ってみる!
~⁂◆ひとりで勝手に50スコーンチャレンジ◆⁂~
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National Trust
Book of Scones
50 Delicious Recipes and Some Curious Crumbs of History
Sarah Clelland
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さて、本日のスコーンは・・・
(5)Earl Grey Scones~アールグレイ スコーン~
そして、今回のナショナルトラストプロパティーは
読者の皆さんはどうかはわかりませんが、私は特に華やかな裏話があるナショナル・トラストの施設が好きだ。
サレー丘の絶景を眺めることができる邸宅ポールスデンは
1906年にマーガレット・マギー・グリーヴァイルと夫のロナルドによって購入された。
マギーがエドワード時代の有力者としての全盛期に住んでいた邸宅として
今現実は展示されている。
マギーはスコットランドのブリュワリーを所有する
大富豪のウィリアム・マックイワンを産みの親として持つ。
実際には彼女は隠し子であったが、
1885年にマギーが21歳の時に両親は結果として結婚している。
当時、世間がこの状況に対してどのような偏見を抱いたかは想像もつかないが、
ヴィクトリア時代ではあまり良くは見られなさそうである。
しかし、こういったことを気にせず、マギーは社交的に育ち結果として成功者となる。
マギーは王室の付き合いが大好きであった。
ポールスデン邸への来客者の中にはエドワード6世やジョージ5世、
次期国王のジョージ6世とその太后といった面々が、ハネムーンの少しをそこで過ごした。
太后は非常にマギーを気に入っており、彼女のことを
「とても親切でかつ面白く、不親切と表現した(良い意味で悪意がある)。」
もし彼女に気に入られればアクセサリーのコレクションを見せてもらえるだろう。
それらは全て彼女のホスピタリティの御礼として頂戴したものである。
最期の頃には彼女はコレクションを
まるで王室の人たちが欲しているかのように振る舞い、プレゼントしていたとされている。
しかし、邸宅だけはありがたいことにナショナル・トラストに遺してくれた。
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6年半イギリスに住んでいた間が、
ナショナルトラストの年間パスポートであちこちの施設に行っていたつもりでしたが、
今のところ、行ったことのある場所が出てきませんね・・・。
でもまだ始まったばかりなので、続きを楽しみにしたいと思います。
だんだん春めいて来ましたね。
おうちスコーン、楽しみましょうね。