2021-06-18

National Trust* Book of Scones ~Ploughman's Scones~《21/50》

  ナショナルトラストのスコーンレシピ本、スコーン50種類全部作ってみる!


~⁂◆ひとりで勝手に50スコーンチャレンジ◆⁂~

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National Trust 

 Book of Scones

50 Delicious Recipes and Some Curious Crumbs of History

Sarah Clelland



さて、本日のスコーンは・・・

(21)Ploughman's Scones

~プラウマンズスコーン~


プラウマンとはお百姓さん・農夫の事を意味します。

イギリスには「Ploughman's lunch」というメニューがありますが、忙しいお百姓さんのお昼ごはんらしく、

パンとチーズ、それにバターとピクルスなど火を使わずに簡単に用意ができるメニュー。

少し豪華にハムやサラダも付いたりもします。

私の住んでいた町の隣町に美味しいデリがありました(ずいぶん前に閉店していまいました涙)。

習い事の後、よくそのデリの2階でランチを食べましたが

時間が無い時には Ploughman's lunch をオーダーしていました。

「white? brown?」

と、パンの種類を聞かれ紅茶も一緒に注文します。

すると本当にすぐに出てくるのです。

大ぶりにカットされたパンと数種類のハム・チーズにサラダとチャツネが

お皿から溢れんばかりに乗せられていました。

コールドミール(冷たいお食事)ですが、温かいミルクティーと一緒に頂くと

お腹いっぱいになったものです。

懐かし~。

そんな具材たっぷりのスコーンです。



材料はセルフレイジングフラワー、ベーキングパウダー、グラニュー糖、バター、

チェダーチーズ、りんご、ピクルドオニオン、塩胡椒、卵、牛乳の11種類。




副材料が多く、生地をまとめるのがちょっと大変かも。




「クリームチーズとお好みのチャツネと一緒に召し上がれ!」

ということなので、大好きな Branston のチャツネと Kiri のクリームチーズも添えてみました。




~感想~
ボリューム満点のスコーンでした。
モルトビネガーのピクルドオニオンがアクセントとなり、そのままでも美味しかったです。
生地をまとめる際、レシピ通りの牛乳の分量では水分が多すぎると思いますので加減して下さいね。
チャツネとクリームチーズも付けて、大満足のプラウマンズスコーンでした!
190℃で22分。






そして、今回のナショナルトラストプロパティーは



(画像はNational Trust からお借りしました)



***

 

バッデスリー•クリントンはエリザベス一世とジェームズ一世の頃に

ニコラスオーウェン神父の手によってカトリック系隠れ穴が設けられた豪邸である。

ニコラスは1594年と1606年にそれぞれ逮捕され拷問にあい、また2回目の拷問が原因で亡くなった。

彼は1970年に神聖化された。

 

今でもこの邸宅内の隠れ穴は見ることができる。

私は特にガイドの方が説明をする時に“現在発見されている隠れ穴は3つです“と表現するのが好きだ。

まるで未だに発見されていない穴があるかのような言い方だ。

しかしこの豪邸の歴史は神父による改造の前から続いている。

以下に特に有名なこの家の住人を記す。

 

ジョン・ブローム:

1438年に弁護士であるジョンがこの家を購入したが、その後財産を巡った裁判中にロンドンで殺害された。

 

ニコラス・ブローム:

ジョンの息子であるニコラスは1471年に父の仇を仇を取った。

またある日、近所の神父が自分の妻と浮気しているのを目撃し、この神父もまた殺害して

自分なりの反省として近所の教会に新たな塔を建てた。

 

ヘンリー・フェレース:

カトリック系の人々がまだまだ迫害されている時代の1590年頃に多くのカトリック教徒に邸宅を貸し出した男。

こういった裏切り行為に対する罰は首吊りや石投げなどの残酷なものであったが、

彼はギャングに武器庫を貸し出すなどして得た太いコネがあったため、

処罰されることも無く1633年に84年の生涯に幕をおろした。



***






ボリューミーなスコーン












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