2021-08-13

National Trust* Book of Scones ~Roasted Shallot, Gruyere and Thyme Scones~《29/50》

 ナショナルトラストのスコーンレシピ本、スコーン50種類全部作ってみる!


~⁂◆ひとりで勝手に50スコーンチャレンジ◆⁂~

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National Trust 

 Book of Scones

50 Delicious Recipes and Some Curious Crumbs of History

Sarah Clelland



さて、本日のスコーンは・・・

Roasted Shallot, Gruyere and Thyme Scones

エシャロットとグリュイエールチーズとタイムのスコーン





抜き型を使わずに作るスコーンは準備も簡単で、週末のブランチに良いですね。



 


材料はエシャロット、オリーブオイル、セルフレイジングフラワー、ベーキングパウダー、

バター、塩こしょう、タイム、グリュイエールチーズ、卵、牛乳の11種類。




「驚くほどしっとりしたこのスコーンは週末のブランチにぴったり」




~感想~

そのままでも美味しかったですが、
バターをつけて食べるのもお薦めです!
また、しっとりとしたスコーンとありますが、
レシピ通りの牛乳だと、しっとりし過ぎると思いますので
加減して下さいね。
220℃で17分。





そして、今回のナショナルトラストプロパティーは


(画像はNational Trust からお借りしました)


***

 

アングルジー・アビーは1135年に建てられたとされている。

16世紀ごろに修道院が解体されるまでは主に聖アウグスチヌス系の僧侶たちに小修道院として使われていた。

その後、さまざまな家族の手に渡っていった。

あるオーナーのトーマス・ホブソンは1625年にアングルジーを購入したのだが、

彼はここで1頭の馬の中から好きな馬を選ばせて貸し出すビジネスをしていた。

これが俗に言う *Hobson’s choice の由来だ。

*「選り好みが許されない選択」という意味の慣用句。16世紀の終わりケンブリッジで貸し馬屋をしていた Thomas Hobson は客に対し入り口から近くにいる馬から順に馬を貸して行き、客に選択の余地を与えなかったことから。( eigo21 より)


1926年にはフェアへーブン領主のハットルストン・ブラフトンに買われ、その兄弟とともに競走馬の飼育用の拠点とした。

1966年には彼は引っ越しにともない、ナショナル・トラストに譲った。

内装は大体が20世紀前半のような様相を醸していたが、ダイニングルームのみが1236年に作られた時の状態で残されていた。

それなりに大きい家で、美術品などで溢れているところなのだが、

中でもフェアーヘブン卿の残したウィンザー城を描いた絵画のコレクションは貴重な物だ。

 

しかしながら、私にとっての今日のハイライトは実際に動いている風車だ。

ナショナル・トラストの風車はどこに行っても愉快で博識なボランティアの人たちの手によって運営されているが、

ここまで言えば何故私が帰り道には、つい1時間前に轢かれたばかりの小麦をお土産に持って帰っているかが分かるだろう。



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お薦めのセイボリースコーン





前回は8/6(金) ~Red Pepper, Onion and Cheese Scones~《28/50》

次回は8/20(金)~Carrot and Coriander Scones~《30/50》の予定