ナショナルトラストのスコーンレシピ本、スコーン50種類全部作ってみる!
~⁂◆ひとりで勝手に50スコーンチャレンジ◆⁂~
***************
National Trust
Book of Scones
50 Delicious Recipes and Some Curious Crumbs of History
Sarah Clelland
さて、本日のスコーンは・・・
Shropshire Blue and Fig Scones
シュロップシャーブルーとイチジクのスコーン
私はナショナル・トラストに関するちょっとした豆知識以上に好きなものはない。
5回位読み直さないと確証を持てないような豆知識だ。
アッティンガムに関して言うと私はこんな豆知識に気づいた。
2代目ベルウィック卿であるトーマスはベスビオ山の動的な模型の所有者なのだ。
正直なところ、私にとってはベスビオ山のモデルは
ハープーンミサイルかメガデスのコンサートチケットの次の28,237番目くらいに欲しいものである。
アッティンガムについての興味深いはなしこれだけではない。
ここはトーマスの父に当たる初代ベルウィック卿、ノエル・ヒルの手によって1782年に建設された。
その後、火山の模型を持ってるトーマスの手に1789年に相続された。
トーマスは41歳の時に17歳の高級娼婦と結婚するが、その後狂ったように酒宴を開き、ついには破産する。
アッティンガムはその後、国内で最もワインを飲んだ男として知られるトーマスの弟リチャードの手に渡る。
が、1848年に若くして亡くなる。
次第にリチャードの真面目な息子、リチャードが跡を継ぐ。
彼は一族を見事に再建した。
彼は時代の最先端を行く農業技術をフルに活用し、一家が運営している農場を近代化することでこれを成し遂げた。
残念ながら次の2世代の家主達はあまり邸宅に興味を持たなかった為、人に貸し出されていたが
8代目ベルウィック卿トーマスが1949年に継いでからは
妻のテレサとともに一帯を少ない予算で再生し、ナショナル・トラストに寄贈した。
これによりジョージ王朝時代の美しい建築物が保存されることとなった。
前回は7/16(金)~Cheese, Spring Onion and Bacon Breakfast Scones~《25/50》
次回は7/30(金)~Goat's Cheese, Pear and Walnut Scones~《27/50》の予定