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2/24(水)から始まりましたオンライン英国展、
おかげさまで「イースターのビスケット缶」は完売しました。
ご購入下さった皆さま、ありがとうございます。
心を込めてお作りしますね。
残念ながらご購入頂けなかった皆さま、本当に申し訳ございません。
またの機会が有りましたら、よろしくお願いいたします。
皆さまの素敵なティータイムのお役に立てますように・・・。
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ナショナルトラストのスコーンレシピ本、スコーン50種類全部作ってみる!
~⁂◆ひとりで勝手に50スコーンチャレンジ◆⁂~
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National Trust
Book of Scones
50 Delicious Recipes and Some Curious Crumbs of History
Sarah Clelland
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さて、本日のスコーンは・・・
(6)Singin' Hinnies ~ シンギング・ヒニ― ~
ヒニ―はこのスコーンの愛称、伝統的なグリドルで焼かれると、
そして、今回のナショナルトラストプロパティーは
【Hadrian’s Wall and Housesteads (Fort Northumberland)】
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ハドリアンの壁(日本ではハドリアヌスの壁と言われている)は
タインからソルウェイ・ファースに73マイルもの距離にかけ建っている。
およそ1900年前の西暦122年に建造されたこの壁を見れば、
少し自分が老いたと感じた時に見る事で、まだまだ若いと気力を与えてくれる物となるかもしれない。
ハドリアンは117年から138年の頃にローマ皇帝のことである。
ローマ帝国はこの頃にはブリテンにまで領土を拡大していたが、
ハドリアンは帝国の境界線を敷く意味でこの壁の建造を命じた。
これはバーバリアンたちが北からローマの領地に侵入してくるのを防ぐことを目的としている。
壁は高いところで15フィートもの高さを誇り、また8フィートの深さを有していた。
1マイルごとに小さな砦が築かれ、1/3マイルごとに小塔があり、壁全体には13個もの砦が築かれた。
全体をたったの6年で建設され、特殊なスキルを有する選ばれし兵士たちが動員された。
帝国がブリテンからを引いた後にはハドリアンの壁は城や家、
さらには教会の建設のために石レンガが少しずつ盗まれていった。
ナショナル・トラストは壁全体のうちの6マイルほど、
ありきたりなトランプのような形をしたハウステッド砦からカウフィールドまでを所有しており
見どころに溢れている。
ハウステッド砦の廃墟を見るだけでも数時間は潰せる。
そのあとは”Robin Hood: Prince of Thieves”にも登場するシカモアの方までウロウロしてみてもいい。
あるいはヴィンドランダの方に様々な遺物を見に行ってもいい。
ヴィンドランダには当時のローマ時代の人々がディナーパーティなどについて記したヴィンドランダ板などが展示されている。Plus ca change?
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ハドリアヌスの城壁、ここはイギリスに住んでいた時に行きました。
なんとなく万里の長城をイメージして行ったので
低ーい低ーいその壁にかなりの衝撃を受けたのを覚えています(笑)。
ですが、低い壁は延々と続いており、
それを2000年近く前に人々が作ったのだという事実に驚いたものです。
そして、イギリスの広大で美しい風景にも感激しました。
ハドリアヌスの城壁を作った人達も、Singin' Hinnies 食べていたのでしょうか。
冷えた体を焼きたてのスコーンが温めてくれていたのかもしれませんね。
平べったいスコーン