2021-12-24

National Trust* Book of Scones ~Stollen Scones ~《47/50》

  ナショナルトラストのスコーンレシピ本、スコーン50種類全部作ってみる!


~⁂◆ひとりで勝手に50スコーンチャレンジ◆⁂~

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National Trust 

 Book of Scones

50 Delicious Recipes and Some Curious Crumbs of History

Sarah Clelland



いよいよ、あと2つとなりました。

さて本日のスコーンは・・・

Stollen Scones 

シュトーレンスコーン




いわずと知れたドイツの伝統的なクリスマスのお菓子「シュトーレン」をオマージュしたスコーンです。



生地のトップが変な感じですよね。

これ、失敗ではないはずですが、どれが成功なのか手探りなレシピでした。



材料はセルフレイジングフラワー、ブラウンシュガー、ナツメグ、ミックススパイス、バター、ミックスピール、サルタナ、
ドレンチェリー、ジンジャー、アーモンド、クルミ、アーモンドエッセンス、卵、牛乳、マジパン、粉糖の16種類。



「伝統的なドイツのクリスマスのお菓子のようなこのスコーンは、

中にマジパンが入っています」



~感想~

レシピを読み、本当にこれで良いの?と思いながら作りました。

型で抜いたスコーンに丸めたマジパンをグィッと押し込む!

本当に???

せっかくの生地がつぶれちゃうし、その上に余った生地でカバーをしたら

残念な見た目になっちゃうし…、と思いましたが

最終的には「粉糖マジック」でそんな心配も消えてしまいました(笑)。

レシピのアーモンドエッセンスはお好みですが、レシピ通りだとちょっと香りが強過ぎるかもしれません。

好みは分かれるかなと思いますが、私的にはシュトーレンの方に軍配が上がりました。スミマセン汗。

190℃で20分。





そして本日のナショナル・トラストは…

Dunwich Heath (Suffolk)

(画像はNational Trustよりお借りしました)


***


私はナショナル・トラストのガイド本が大好きだ。
必ずナショナル・トラストから帰宅したら読んでいるのだがこれには大きな危険がある。
多くの場合、現地で知っていればもっと観光を楽しめたであろう豆知識が載っているのだ。
“1,000もの遺体が安置されている墓地があそこにあったなんて!”
“Bat Out of Hellを再生する蓄音機があったなんて!”
と悔しい思いをしたのは一度や二度ではない。

私は例にも洩れずダンウィッチ・ヒースのガイドブックを買ったのだが、ページ5にそれは記されていたのだ。
2070年までにはダンウィッチ・ヒースの多くが消えてなくなっているというのだ。
美しい海岸沿いのコテージやティールーム、遊歩道とその村全体が海面上昇の影響で海の底に沈んでしまうというのだ。
これは実に悲しい事実である。

ダンウィッチ自体は素晴らしい場所だ。
サフォルク海岸のサウスウォルドとアルデブラの中間地点にあるちょっとしたでっぱりにキュッと収まっているエリアだ。
ドゥームズデイ・ブックの時代には、ダンウィッチはイップスウィッチの2倍ほどの広さを誇っていたが
今では徐々に年間1mずつ海面が上昇しているため現在の大きさになっている。
ここらの荒野(ヒース)一帯は低地に位置しており、
現在ナショナル・トラストが必至に保存しようとしているオナガムシクイやクサリヘビなどの珍しい生物の住処となっている。

海岸沿いはお散歩にうってつけの場所だ。
あたりには無数のお散歩ルートがありカロリーを燃焼するにはもってこいだ。
これは実はとてもラッキーなことでダンウィッチ・ヒースはスコーン愛好家にとっての聖地で
20種類ものスコーンを堪能できるスコーン・マラソンが楽しめる場所であり
日々1,000個以上ものスコーンが食べられている。



***



スコーンマラソン、気になるワードです!




雪化粧のスコーン




いよいよ来週が最終回です!


前回は12/17(金)~Christmas Puddeing Scones ~《46/50》

次回は12/31(金)~Mulled Scones~《48/50》