ナショナルトラストのスコーンレシピ本、スコーン50種類全部作ってみる!
~⁂◆ひとりで勝手に50スコーンチャレンジ◆⁂~
***************
National Trust
Book of Scones
50 Delicious Recipes and Some Curious Crumbs of History
Sarah Clelland
さて、本日のスコーンは・・・
Blueberry and Lemon Scones
ブルーベリーとレモンのスコーン
レモンが続きますが、夏に収穫して冷凍していた
たっぷりのブルーベリーが主役のスコーンです。
「フレッシュのブルーベリーは一年中手に入るので、レモン香るこのスコーンを是非作りましょう。」
~感想~
レシピでは生のブルーベリーを使うとありましたが、
夏に摘んで冷凍していたブルーベリーが少し残っていたので冷凍ブルーベリーを使いました。
ほんのりとレモンの香りが爽やかで、たっぷりのブルーベリーがジューシーなスコーンとなりました。
誰からも好まれるお味ではないでしょうか。
ブルーベリーもレモンもいつでも手に入るので、好きな時に作ることが出来ますね。
190℃で20分。
そして本日のナショナル・トラストは・・・
Hanbury & Gardens (Worcestershire)
***
18世紀初頭に建てられたここハンブリー・ホールは建設当初のまま何も手が加えられていない姿のまま残っている。
ここは少し影がありそうな見た目で非公式な仕事を受け持ってきたヴァーノン家の人たちに代々引き継がれてきた。
一気に話が面白くなってくるのは1776年にエマ・ヴァーノンがヘンリー・セシルと結婚してからだ。
ヘンリーはエクスターの第9侯爵の後継者であったが、エマは地元の牧師であるウィリアム・スナイドと恋に落ちてしまう。
エマは不倫の末ヘンリーにすべてを告白したところ、彼は最終通告を受け渡した。
その後ヘンリーが、エマと地元を離れることになったウィリアムに最後の別れを述べに越させた際に、
エマはヘンリーの隙を見て窓から脱走しウィリアムとポルトガルまで駆け落ちしたのだ。
ヘンリーは絶望に打ちひしがれシュロプシャー州の小さな民家にジョン・ジョーンズの偽名で引っ越した。
彼はそこで16歳の農家の娘であるサラと恋に落ち結婚する。
しかしこのときまだエマとの離婚は成立しておらず重婚状態となってしまい、
のちにエマと離婚したのちにサラとももう一度正式に結婚しなおした。
エマとウィリアムも結婚するのだが、その2年後にウィリアムが死んでしまう。
エマは地元ハンブリーの近くに帰り地元の弁護士と再婚する。
ヘンリーの死後、エマはハンブリー・ホールに移り住むことになった。
ハンブリー・ホールはとても素晴らしい。
特に目を引くのはトーマス・ヴァーノンのためにサー・ジェームズ・ソーンヒルが書き上げた大階段であろう。
これはのちにセント・ポール大聖堂の円頂塔の装飾を任されたサー・ジェームズにとっては良い練習台になった。
庭も素敵でマッシュルームハウスなんかもきれいに装飾されている。
最後に地元の教会で耳にしたちょっとした小話を。
ラジオの4chでアンブリッジの聖ステファン教会の鐘の音として流れているものは実際は聖母マリア教会の鐘の音なのだ。
***