2021-06-25

National Trust* Book of Scones ~Welsh Cheese and Herb Scones~《22/50》

今日、6月25日は「National Cream Tea Day」!

その前に、金曜日恒例のスコーンから・・・ 



  ナショナルトラストのスコーンレシピ本、スコーン50種類全部作ってみる!


~⁂◆ひとりで勝手に50スコーンチャレンジ◆⁂~

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National Trust 

 Book of Scones

50 Delicious Recipes and Some Curious Crumbs of History

Sarah Clelland



さて、本日のスコーンは・・・

(22)Welsh Cheese and Herb Scones

ウェルシュチーズとハーブのスコーン




材料はセルフレイジングフラワー、ベーキングパウダー、塩、バター、

ドライハーブ、チェダーチーズ、牛乳、水の8種類。




今回もチーズたっぷりです。

作っている間、ずっとチーズとハーブの良い香りが・・・。




「ハーブの良い香りとチーズたっぷりの美味しいスコーンがあれば、より満足度の高いハイティーとなるでしょう」




~感想~
チーズのスコーンが続いていますが、
このスコーンはチーズとハーブの組み合わせが食べやすいスコーンでした。
ハイティーにぴったりとあるように、お食事としても十分満足感が得られると思います。
サラダやスープと一緒に頂くのも良いですね。
ただ、食感が少しパン寄りかな・・・。
とってもソフトなスコーンでした。
220℃で12分。




そして、今回のナショナルトラストプロパティーは


(画像はNational Trust からお借りしました)


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ある日、リチャード・ブランソンが亡くなり全ての遺産をあなたに譲る、と電話を受けたらあなたはどうするだろうか。

全ての事業、豪邸付きの巨大な敷地、その全てをだ。

唯一の懸念点は土地が北ウェールズにあって一度も訪れたことのないような僻地にあるという点だ。

 

このような話は実際に1808年にジョージ・ヘイ・ドーキンズに起きたことだ。

彼の遠縁にあたるリチャード・ペナントはジャマイカに巨大なサトウキビ事業を持っており、

またウェールズにスレート工場や土地を持っていた。

彼は子を残さず亡くなり、その全てがジョージの手に渡った。

 

あなたがその状況になったらどうお金を使うかもわからないし、いざ私がその状況になったとしてもどう使うかはわからないが、

ジョージは20年の歳月と1億ポンドを使って妖精のお城を作り上げた。

 

そうなのです、この時代を感じさせる城は数千年経っているかのように見えるが実際は200年ほどしか存在していない。

カルナルフォン城やコンウェイ城の近くに位置する小高い丘に位置するこのロケーションは

スノードニアやメナイなどの大自然を一望できるため、なにか圧倒されるようなものが欲しかったようだ。

 

もし外観が立派だと感じたなら、内装も見てほしい。

素晴らしいの一言しか出てこないのだ。

私が見てきたナショナルトラストの中で間違いなく見応えのあるインテリアが揃っている。

 

この立派な内装だが、ここにかかったお金が実際は奴隷業から得た収入から出来たものだと思うと少し悲しい。

彼は1833年に奴隷業の撤廃に反対したが、立場が悪くなりそうになり全ての所有していた奴隷を売り払うことで危機を回避、

さらには15千ポンドの収入を獲得した。


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チーズとハーブ香るスコーン